スマホゲーム依存3

 最近、スマホに関する様々な情報がマスコミを賑わしている。たとえば、折り畳み式の携帯電話(いわゆるガラ携)で使用している3G回線が数年後に終了し5G回線等に移行するという。つまりガラ携が使用できなくなるのだ。3Gをひっくり返せばG3(ジーサン)……。

▲北京動物園のパンダもお疲れのようす

 「わしらの時代はもう終わりなのか、けしからん!」と文句の一つも言いたいが、スマホを上手に使って楽しむ方が賢明だと思う。ただし、シニア世代においても、やがてスマホやスマホゲームの依存が深刻な問題となって現れてくることは間違いない。

 また、3月28日付の朝日新聞では、大阪府教育委員会が、小中学校への児童や生徒のスマホの持ち込みを認め、そのために決めたガイドラインの概要を紹介していた。今後1年かけてじっくりと議論し、ルールや方針を定め、実際の持ち込み許可は来年度からになりそうであるが、スマホなどの利用の仕方が家庭内だけではなく、保管方法を含め学校でも大きな問題となってくるのである。

 これらの諸問題に対応し、スマホやスマホゲームの依存を未然に防ぐにはどうすれば良いのか。そのためには、まず第一に家庭や学校において次のような方針で十分に話し合う必要があると思う。

①子どもたちとよく話し合ってスマホ使用のルールを決める。

②そのルールを守れなかった時の罰則を決める。

③子どもたちだけでなく大人もそのルールを守る。

 たとえば、家庭で利用する場合、一日の使用時間を各人の事情に配慮しながら制限する。食事中はスマホを使わない。夜10時以降は台所やリビングなどのオープンスペースにスマホを置き、寝室などへは持ち込まない。ルールを守れなかった時には、

1、言葉で注意する。2、日にちを定めて使用時間制限を厳しくする。3、使用禁止日を設ける。4、期間を決めて保管する。などのように段階的な罰則を設けることも必要である。そこで大切なことは、保護者が一方的に決めるのではなく、家族での十分な話合いと相互理解が重要であることは言うまでもない。

スマホは諸刃(もろは)の剣(つるぎ)、使い方を誤ると怖い。 
 

 H30.6月号 陽だまり語録130

 

陽だまり語録

あってもなくてもいいけど、あったらいいな、という食後のお茶かコーヒーみたいなエッセイです。「陽気」誌連載(2008.9~2020.12) ペンネーム: ビエン.J.K

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