自教会の夕勤め前から右背部に痛みを感じていた。それはやがて耐えがたい激痛へと変わった。 おつとめ後、長男におさづけを取り次いでもらった。すると不思議に痛みがやわらいだが、30分ほどで再発した。 右背の奥深くを突き刺されるような痛み…20数年前の経験から尿管結石に間違いないと思った。
「ゴールデンウィーク中だし、早く診て貰った方が良い」と家族に説得され急患で病院に行ったが、日曜日の夜で専門医が不在のため痛み止めの座薬だけを貰って帰宅した。
火曜日からまた3連休である。月曜日の会議を欠席して市内の総合病院に行った。すると初診日だというのに運よく「レントゲン、CT、各種検査」をすべて午前中に済ませることができた。やはり右腎臓付近の尿管に6ミリほどの立派な結石がある。医師はESWL(対外衝撃波結石破壊術)という手術を勧めた。 1分間に90発で50分間、つまり4500発のカチッ、カチッという衝撃波で結石を粉砕するのである。とても痛そうだった。できれば避けたかった。しかし石が大きすぎて自然排出は難しいと言う。 仕方なくその日の午後、薄暗い部屋のベッドに固定されBGMを聞きながら4500発の衝撃波を発射してもらった。さほど痛くもなく無事に済み、車を運転して帰宅した。 ところが、その後も排尿がしづらく痛みが消えない。連休中は痛み止めが頼りだった。
5月9日、再び病院へ行くと尿管の途中で石が引っかかっており、2度目のESWLを施行。前回より、強力で痛かった。それでも石が出て来ない。翌日の月次祭は座薬を入れてなんとかしのいだが、午後2時半くらいから再発。右背部を押さえてこらえていると、家内が神様にお供えした水の入った小さなペットボトルを渡してくれた。ありがたく“お水”をいただき、何かに引っかかって素直になれない自分の心を神様にお詫びした。翌日、出先から帰宅してトイレに行くと、容器にカランと小さいけれど“大きな石”が出た。 親神様、教祖(おやさま)にお礼申し上げ家族に感謝しつつ、言い訳と理屈が多く意固地な自分を反省した。
H23.7月号 陽だまり語録 36
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