2020.03.29 12:35鬼のようなこと(2) 昨年の夏は、ほとんどサンダルを履いて外出した。よそのお宅を訪問するときや仕事に差し支えがある場合、靴を用意しておき、直前に履き替えた。靴が嫌いだったわけではないし、#KuToo(ハッシュタグ クートゥー)という社会運動に賛同した活動でもなかった。左足親指の巻き爪が悪化して、靴を履くと苦痛で耐えられなかったからだ。
2020.03.29 12:29鬼のようなこと 5月の末、右足親指の深爪をしてしまった。化膿して靴を履くのもクツウだったが、放っておいても治らない。しかも、肉芽(にくが)とかいうものができてしまい、ジュクジュクするし、不注意に何か物に当たると飛び上がるくらい痛かった。6月の中頃には、永年かけてやっとその気になって下さった方とおぢばへ帰る予定だったし、いつまでも靴が履けなくては困るので、勇気を出して病院へ行った。
2020.03.28 12:34劇研 京都の夜、とは言っても先斗町(ぽんとちょう)の夜ではない。そんな嬉しい(笑)元へ、粋な話ではない。築104年を誇る日本最古の現役学生寮・K都大学吉田寮でのことだった。 40年前のその日、筆者の所属するK戸大学応援団では、団史上初めて「神戸~京都マラソン」が開催された。とはいってもタイムを競うわけではない。好き勝手な衣装でひたすら神戸から京都を目指すだけなのである。無論歩いても良いし、途中棄権も可である。 この日のために練習を積んできた若者たちは約70㎞の道のりを走破し、ヘロヘロになって吉田寮に到着した。
2020.03.28 03:41瀬戸内海風ポトフ 我が家の人気料理メニューのひとつに“ポトフ”がある。コンソメスープにジャガイモや人参、玉ねぎ、肉、ソーセージなどと香草を加え、コトコトと煮込んだもので、洋風おでんとでも言おうか。もっともこのポトフのふるさとフランスでは、スープと具材を分けていただくそうなので、少し趣(おもむき)が変わるのかもしれないが、山形県の“ひっぱりうどん”のキャッチコピーを拝借すると「湯気の向こうに笑顔が見える」ーーーまさに寒い季節にぴったりの料理である。
2020.03.28 02:41北京の空 8月の終わりごろ北京に行った。留学中の長女の荷物持ちとして同行したのだが、私の中国語は「ニーハオ」と「シェーシェー」で終わりである。私は、自分の方が“お荷物”にならないかと心配だった。 出発の当日、台風15号が接近中だった。外国旅行に詳しい友人が「余程のことがない限り国際便は欠航しませんよ」と安心させてくれたが、広島空港に着くと、同日の上海便はすでに欠航が決まっており、いよいよ不安が募った。しかし、北京便は有難いことに予定通りに出発することになり、多少の不安を抱えつつ飛行機に乗り込んだ。